製品・工法

PCボックスカルバート

特殊施工方法

(1) 推進工法

交通量が激しく、交通規制が不可能な場所や敷設現場で開削工法がとれないような場所では、ボックスカルバートの推進工法が採用されております。
油圧ジャッキを使って、次々にボックスカルバートを押し込みつつボックスカルバートの前部を掘削して、地下道又は水路を構築するもので、昼・夜間を問うことなく工事を進めることのできる利点があります。

(2) オープンシールド工法

開削工法とシールド工法の長所を生かし、更に市街地用、軟弱地盤用に改良を加えた新しい工法です。カーブ施工が可能で、軟弱地盤でも補助工法(地盤改良、ウエルポイント)を用いないで、安全・確実で工期を短縮し、経済的にも優れた特許工法です。・・・・・オープンシールド協会

(3) BCCS工法(ボックスカルバートキャリッジシステム)

走行台車を用いた工法です。基礎コンクリート上にレールを敷設し、その軌道上にボックスカルバートを積載した台車を走らせて施工する特許工法です。・・・・BCCS工法協会

台車性能の一例
最大積載重量 w=20t
搬送速度 v=15m/min
上下ストローク h=60mm(最大)
左右ストローク b=80mm(最大)
特別機能
最大登坂勾配 20%
最大製品幅 10m
最小曲率半径 10m
施工に使用するプレキャストボックスカルバートの規格
ボックスカルバート
600×600~5000×2500mm

A工法 (ブラケット工法)

施工に際しての留意点

  1. b≧400mm
    (製品外面より土留矢板表面までの距離)
  2. h≧200mm
    (製品上床版天端より切梁り下表面までの距離)
  3. 基礎工が台車配置上、b部分の空間が必要

B工法(凸型基礎工法)

施工に際しての留意点

  1. b≧200mm
    (製品外面より土留矢板表面までの距離)
  2. h≧200mm
    (製品上床版天端より切梁り下表面までの距離)
  3. h1=250mm、b1=300mm
  4. 基礎工が台車配置上、h1、b1部分の空間が必要

PAGE TOP