2011年(平成23年)年頭所感

新年あけましておめでとうございます。

代表取締役社長 中西久芳平成23 年(2011 年)の年頭にあたり、従業員各位を始め、御家族の皆様には新たな希望と幸福を願い、新年を迎えられたことと、お慶び申し上げます。併せて関係各位の皆様には、本年も御隆盛と御多幸を衷心よりお祈り申し上げ、御繁栄を深く祈念する次第です。

  • 昨年は年頭所感にて、適格、迅速なる政治判断で、政治主導が益々高くなる重要な年になると 申し上げましたが、残念ながら日本国にとっては、皆様に改めて申すまでも無く、政治主導とはな らず、国内外共、散々な年でありました。
    日本国の将来を左右する大変大事な政治、経済課題を沢山抱え、さあ、これからどうするかと言う 状況下で「新年」 を迎えましたが、もう一度仕切り直し、議論を重ね、本当の政治主導の「年」にしなくてはなりません。
  • このような状況下で、当業界は益々、厳しさが増す年明けであります。昨年の11月末に補正予算が何と か通過し、公共事業も5874億円の計上となり、これで少しは上向くと言う時に、平成23年度の公共事業費は前年比5~10%程度の削減をする方針を固め たようです。これが実現するとピーク時 (1997年度予算)から五割近く減ることになり、当社としても、今から万全の対応をしなければなりません。しかし、今は第131期の期末まで残すところ 後三ヶ月です、この3ヶ月が今期の生命線です。死に物狂いで全社員が頑張って残された計画を達成し、新しい年の門出として下さい。
  • 次に、第132期(平成23年度)を見ますと、 コンクリート二次製品業界は、いよいよ淘汰 (環 境に適応できないものが滅びる)の時代に入ったと言っても過言ではないでしょう。 この中で、当 社が「勝ち組」 として行動するには、知恵を駆使し、戦略、戦術を掲げ「販売力の増強」「ニーズ にあった新商品の開発」、この二点を他社より早くすることです。 又必ず出来ると思っています。 その根源は「事業は人なり」です。当社には優秀な人材が沢山揃っています、全員が心を一つにして、この難局を乗り切ろうではありませんか!
  • 今年も当社の「経営指針」を噛締め、Challenge「New Rebirth」第二次中期経営3ヵ年計画(2010.4~ 2013.3)を再確認し、理念を忘れることなく計画数値達成に向かって頑張って下さい。

  • 次に、明るい材料として、昨年は「TB( タッチボンド)工法」の飛躍的な伸びに加え、各方面か らの絶大なる評価を受けました。 又、「ECO-CL工法」も開発から実用化へ着々と実績を上げ「ニ ーズにあった新商品の開発」に努めることが出来、久々のヒット商品、工法が生まれたと 喜んでいま す。これを今年度は「販売力」で爆発的に伸ばすことが営業本部を始め東西販売部の使命であり、 責任を持つべきです。
    今年も、他社より一歩先んじた商品技術開発、販売力に集中し、自社製品の開拓拡販を願います。

以上、年頭に当たり、所感を申し述べましたが、この厳しい業界で生き残り、光を放つには、当社を愛し、当社で生きる、少数精鋭の有能な人材でなければなりません。
現在、当社の社員で過去の甘えを引きずり、現実に目を向けない人達は、弾き出され、余儀なく退場となるでしょう。
「企業は人なり、企業は数字なり」です。この一年、同志として“情熱”“執念”“熱意”“気力”で会社を支え、この難局を乗り越えるこ とを肝に銘じて下さい。新年を迎え、会社の発展を切に願い年頭の挨拶と致します。

旭コンクリート工業株式会社
平成23年1月4日

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