2010年(平成22年)年頭所感

新年あけましておめでとうございます。

代表取締役社長 中西久芳平成22年(2010年)の年頭に当たり、従業員各位を始め、御家族の皆様におかれま しては新たな希望を胸に、新年をお迎えになられたことと、お慶び申し上げます。 併せて関係各位の皆様には、本年もご隆盛と御多幸を心よりお祈り申し上げ、皆々様のご繁栄を深く祈念する次第です。

  • 今年も、我々の企業(業界)にとりましては、公共事業の継続的な大幅削減、等々、国内情勢を見ると非常に厳しい年明けであります。当社は全従業員が一致団結して「経営指針」を基に企業努力で、この難局を乗り越えなければならない大きな節目の年であることを自覚、認識して下さい。
    さて、昨年も国内外を問わず色々なチェンジが沢山ありましたが、やはり日本国民にとって一番身近で大きなチェンジは、日本国の舵取りを期待と不安を交差させながら、国民の総意で選んだ「民主党政権」の誕生ではないでしょうか。鳩山政権が発足し、早3ヶ月が経過しましたが、現政権の方針、方向性等々が少しづつ、国民に見え始めたときに、デフレ宣言による企業の倦怠感、追い打ちをかけるように、ドバイショックを引き金とした株安円高と、社会情勢の変化への対応が大変ですが、今年は新政権の適格、迅速なる政治判断、政治主導が益々高くなり、日本国にとって重要なる年だと思います。
  • このような中で、コンクリート二次製品業界を見ますと、企業集団として“パイル業界”は更なる集約が進むだろうと言われ、“ヒューム管業界”もいよいよ大きく動く年のようでありますが、“当業界”はいまだ手付かずの状況の中で活動をしているのが現況であります。この需要量の減少が続く状況下、何かのアクションが起こっても不思議ではない年になるのではないのでしょうか!!この不況下で当社は「鮮明なる勝ち組」としての確立に向かって行動をしなくてはなりません。その為には、全従業員が心を一つにして「経営指針」をもう一度、初心に帰り、身を持ってしっかりと覚えてください。

  • 最後になりますが、「リーバース3」中期経営3ヵ年計画も終わり、次なる事業計画を2010年度(平成22年度)より開始しなくてはなりませんが、先ほど申し上げましたように「勝ち組としての確立」へ経営戦略を立案中であります。方針、目標、数値計画、等の詳細は検討中でありますが、大きな概要として下記4項目を柱とすることを申しておきます。
  1. 自社製品の売上げの拡大戦略。
  2. 新商品、新工法の更なる開発の早さと異業種との連携。
  3. 事業拡大として、今まで蓄積した当社独自技術を海外へ展開できるか挑戦する。
  4. 組織のスリム化と財務力の確固たる基盤の継続。

以上年頭に当たり、所感、抱負を申し述べました。政権交代による社会の変化、国際的な環境保全への取り組みの高まり、等々、当業界、当社にとっても大きな転換期に来ていると思います。この時こそ、当社が今まで培った技術力をベースに全従業員の“情熱” “執念” “熱意” “気力”で会社を支え、発展できることを切に願うと共に、新しい年を迎え、皆様方の御健康と安全並びに御家族の御多幸を祈念して私の年頭の挨拶と致します。

旭コンクリート工業株式会社
平成23年1月4日

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